SEO記事の構成の作り方7ステップ|AI活用の実際の手順も公開

SEO記事の構成の作り方を7ステップで解説!検索上位を目指すテクニックも紹介

SEO記事の構成とは、記事全体の設計図のことです。そして記事の品質は、この構成で8割決まります。文章力がどれだけあっても、設計図が悪ければ読者にも検索エンジンにも評価されません。

本記事では、SEO記事の構成を作る7つのステップと、上位表示を獲得するための7つのテクニックを解説します。さらに2026年版として、当社が実際にやっているAIで構成を作るコツも公開します。記事600本以上を受託してきた実務の型です。

なお、AI検索まで見据えた記事づくりの全体像は「LLMOとは?非エンジニアでも今日からできるAI検索対策」で解説しています。

この記事を書いた人
株式会社ハトロクス 代表取締役 安部譲一

安部 譲一(あべ じょういち)/株式会社ハトロクス 代表取締役

早稲田大学を卒業後、お笑い芸人として2年間活動しました。その後は教育サービス業の上場企業に7年間勤務し、ライターとして独立。クラウドワークスでは上位100人の「TOPプロクラウドワーカー」に認定。ライター部門の週間契約ランキングで1位を獲得しました。これまでに書いたSEO記事は600本以上です。オウンドメディアの責任者としては、問い合わせ数を前年比1.8倍にしています。現在はAIライティング講座の講師も務めながら、自社メディアで実際に試したことをそのまま記事にしています。

目次

そもそも記事構成とは

記事構成とは、誰に向けて、何を、どの順番で伝えるかを決めた記事の設計図です。家づくりで言えば間取り図にあたります。

構成なしでいきなり書き始めるのは、設計図を作らずに家を建てるようなものです。着地点が分からないまま書き進めることになり、途中で話が逸れたり、大事な情報が抜け落ちたりします。

構成を社内で作ったうえで執筆だけを外に出す場合は、依頼書の書き方が仕上がりを左右します。詳しくは記事の外注で失敗しない7つのコツにまとめています。

複数人で記事を作る場合は、担当者ごとの認識のズレを防ぐ役割も果たします。ライターに外注するときに「まず構成だけ提出してもらう」のが業界の通例なのも、設計図の段階で方向を揃えるためです。

記事作成では構成が最も重要

記事の出来栄えは構成で8割決まります。構成が曖昧なまま書いた記事は、どれだけ文章を磨いても読者に伝わらないからです。

もう1つ、実務で大事な理由があります。方向転換のコストは、構成の段階が圧倒的に安いのです。見出しの並べ替えは数分で済みますが、書き上がった本文の方向転換は書き直しに近い作業になります。当社がライターに外注するときも、必ず構成の段階で一度提出してもらい、OKを出してから執筆に進んでもらう流れです。

構成がしっかりしていれば、キーワードを適切な位置に配置でき、検索エンジンからも評価されやすくなります。情報収集や取材も「何が必要か」が明確になり、作業全体が速くなります。

SEO記事構成の型

SEO記事は、次の5つのパーツで組み立てます。この型に沿って作れば、大きく外すことはありません。

SEO記事の5つのパーツ
  • 1. タイトル:クリックされるかを決める看板
  • 2. リード文:読み進めるかを決める冒頭。結論を先に書く
  • 3. 本文(H2・H3見出し):検索意図に答える中身
  • 4. よくある質問(FAQ):細かい疑問の受け皿。AI検索にも引用されやすい
  • 5. まとめ:要点の再確認と、次の行動への橋渡し

2026年のいまは、4のFAQの重要度が上がっています。ChatGPTやGoogleのAIによる概要は、質問と答えがセットになった部分を引用しやすいためです。FAQの作り方は「AIに引用されるFAQの作り方3ステップ」で詳しく解説しています。

SEO記事の構成の作り方7ステップ

構成づくりは、次の7ステップで進めます。ゴール設定から始めて、タイトルは最後に作るのがポイントです。

構成の作り方7ステップ
  • 1. 記事のゴールを明確にする
  • 2. 想定読者(ペルソナ)を設定する
  • 3. キーワードを選定する
  • 4. ユーザーの検索意図を調査する
  • 5. 検索上位の記事を分析する
  • 6. 見出しを作成する
  • 7. タイトルを作成する

1. 記事のゴールを明確にする

まず、その記事で読者にどんな行動を取ってほしいかを決めます。商品の購入、問い合わせ、他の記事への誘導。ゴールが曖昧だと、途中で方向がぶれて誰にも刺さらない記事になります。

構成案の冒頭にゴールを一行で書いておくと、執筆中に迷子になりません。

2. 想定読者(ペルソナ)を設定する

次に、記事を読む具体的な1人を決めます。年齢や職業だけでなく、なぜその言葉で検索したのか、何に困っているのかまで想像します。

たとえば「30代の会社員。副業でWebライターを始めたばかりで、構成の作り方が分からず手が止まっている」。ここまで具体的にすると、書くべき内容と省ける内容がはっきりします。

3. キーワードを選定する

上位表示を狙うキーワードを決めます。ライターの方はクライアントから指定されることが多いですが、自分で選ぶ場合は検索ボリュームと競合の強さを見て、勝てる見込みのある言葉を選びます。

キーワードプランナーやラッコキーワードで月間検索数と関連語を確認しましょう。サイト全体でキーワードをどう割り振るかは「トピッククラスターとは?サイト設計の考え方」で解説しています。

4. ユーザーの検索意図を調査する

そのキーワードで検索する人が何を知りたいのかを調べます。ここで一番やってはいけないのが、自分の頭の中にあることだけで構成を作ることです。書き手が言いたいことと、読者が知りたいことは、たいていズレています。

調べる場所は次のとおりです。

  • 上位記事の見出し(何が「答え」とされているか)
  • サジェストキーワードと関連キーワード
  • Yahoo!知恵袋(生の悩みの言葉が拾える)
  • X(旧Twitter)での検索(何につまずいているかが分かる)

表に出ている疑問(顕在ニーズ)だけでなく、本人も言葉にできていない悩み(潜在ニーズ)まで拾えると、期待を上回る記事になります。

5. 検索上位の記事を分析する

選んだキーワードで実際に検索し、上位記事の見出し構成を確認します。上位に並ぶ記事は「Googleがこの検索意図への答えと認めた記事」なので、扱うべきトピックの地図です。

ただし、サイトの力(ドメインパワー)だけで上位にいる記事もあります。中身を読んで、質で上がっているのかを見極めましょう。質が低いと判断した記事は参考にしなくて構いません。

6. 見出しを作成する

調査結果をもとに、H2とH3で記事の骨組みを作ります。読者が知りたい順番に並べ、見出しだけ読んでも内容が分かる具体的な言葉を選んでください。

各見出しの下に「ここで何を書くか」を一行メモしておくと、執筆が一気に楽になります。

7. タイトルを作成する

タイトルは見出し構成が固まった後に作ります。先に付けると、書き上がった中身とタイトルがズレやすいからです。

キーワードを含めつつ、32文字程度を目安に「読みたい」と思わせる言葉を選びます。構成と照らし合わせて、タイトルで約束したことが本文にちゃんとあるかも確認しましょう。

AIで記事構成を作るコツ

ここからが2026年版の本題です。AIで構成を作るコツは3つあります。任せる範囲を決めること、5つの工程で作ること、自社のルールを読み込ませること。当社が実際に回しているやり方をもとに、順に説明します。

AIに任せる範囲を決める

AIに任せるのは「調査」と「叩き台づくり」までです。構成の良し悪しの判断と最終確認は人間が持ちます。この線引きさえ決めておけば、AIっぽい的外れな構成に振り回されません。

ちなみにAI以前は、上位記事を1本ずつ開いて、見出しをスプレッドシートに貼り付けて見比べていました。この分析だけで数時間かかります。600本以上書いてきて、一番時間を食うのはいつも執筆ではなく構成前の調査でした。いまはこの調査を、そのままAIに渡しています。

5つの工程で構成を作る

当社の実際のフローは次のとおりです。

AIで構成を作る5つの工程
  • 1. 上位記事のH2・H3を、AIに全部抜き出させて表にする
  • 2. 上位に共通する「型」と、どの記事も書いていない「穴」を見つけさせる
  • 3. その穴を突く差別化ポイントを言語化させる
  • 4. AIから書き手にヒアリングさせ、実体験や独自の見解を構成に注入する
  • 5. 出てきた構成案を人間が確認し、OKを出してから執筆に進む

肝は4のヒアリングです。上位記事を読み込ませるだけだと、上位の焼き直し、悪く言えばパクリのような構成しか出てきません。そこにAIからの質問に答える形で自分の体験や事例を足すことで、その会社にしか書けない構成になります。回答は音声入力で雑に話すだけで十分です。きれいな文章にするのはAIの仕事です。

自社のルールをまとめて、AIに読み込ませる

AIで作る構成の質は、はっきり言ってプロンプト(AIへの指示文)次第です。だからこの工程が一番効きます。「構成を作って」と一言投げるのと、手順やルールを細かく仕込んだ指示で作らせるのとでは、出てくるものがまるで違います。

おすすめは、新人ライターにマニュアルを渡すのと同じ発想で、自社の構成ルールをまとめた文書をAIに読み込ませることです。上位記事の内容も、材料として一緒に渡してください。制作会社はどこも、この指示文を「秘伝のタレ」のように育てています。当社も例外ではなく、赤入れのたびにルールを書き足しながら、初稿の精度を上げてきました。

AIに書かせた文章の仕上げ方は「AIライティングで質を上げるコツとプロが使うプロンプト」で詳しく解説しています。

SEOで上位表示される記事構成を作る7つのテクニック

7ステップで作れるようになったら、構成の質を一段上げる7つのテクニックです。

上位表示を狙う7つのテクニック
  • 1. H2見出しとH3見出しを対応させる
  • 2. 1つの見出しで伝えることは1つに絞る
  • 3. 見出しの順番を最適化する
  • 4. 見出しには可能な限りキーワードを含める
  • 5. 見出しの内容が重複しないようにする
  • 6. 想定読者の知識レベルに合わせる
  • 7. 競合記事にない見出しを含める

1. H2見出しとH3見出しを対応させる

H2とH3は親子関係にするのが原則です。「H2はH3のことです」という文が成り立つかで確認できます。

たとえばH2「副業を行うメリット」の下のH3は「収入が増える」「スキルが身につく」なら問題ありません。H3に「収入を増やすコツ」を置くと、メリットの説明ではなく方法の話になり、親子関係が壊れます。実はここ、AIに構成を作らせたときにも一番崩れやすいポイントです。人間の確認が要る理由の1つです。

2. 1つの見出しで伝えることは1つに絞る

「ダイエットのコツと注意点」のように、1つの見出しに2つの内容を詰めないようにします。何の話か分からなくなるからです。「コツ」と「注意点」は別々のH2に分けましょう。

1見出し1メッセージを守るだけで、読者は迷わず読み進められます。

3. 見出しの順番を最適化する

読者が一番知りたい答えを、できるだけ前に置きます。テレビのCMまたぎのように答えを引っ張ると、Web記事では読者がそのまま帰ってしまいます。

「プログラミングスクール おすすめ」なら、まずおすすめのスクールを出してから、選び方や注意点を続ける順番です。

4. 見出しには可能な限りキーワードを含める

見出しにキーワードや関連語が入っていると、検索エンジンが記事の内容を理解しやすくなります。ただし不自然な詰め込みは逆効果です。読者にとっての分かりやすさを優先したうえで、自然に入る場所にだけ入れましょう。

5. 見出しの内容が重複しないようにする

似た内容の見出しが複数あると、くどい記事になり離脱を招きます。構成が完成したら全体を俯瞰して、それぞれの見出しが独立した役割を持っているか確認しましょう。

6. 想定読者の知識レベルに合わせる

読者がすでに知っていることの見出しは作りません。たとえば「仮想通貨 税金」で検索する人に「仮想通貨とは」の説明は不要です。すでに持っている人が税金を調べているのですから。

ペルソナの知識レベルから逆算して、本当に必要な見出しだけを残します。

7. 競合記事にない見出しを含める

上位記事の焼き直しだけでは、Googleがその記事を新たに上位へ入れる理由がありません。GoogleはE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を重視しており、独自の経験や事例を含む記事を評価します。

構成の段階で「自社にしか書けない見出し」を最低1つ入れる。これが差別化の入口です。先ほどのAIヒアリングの工程は、まさにこの見出しを作るためにあります。

記事構成の作り方に関するよくある質問

最後に、記事構成づくりでよく聞かれる疑問に答えます。

記事構成を作るのに、どれくらいの時間がかかりますか?

手作業なら初心者で2〜3時間、慣れた人で1時間程度です。AIを活用すれば、上位分析と叩き台づくりを数分に短縮できます。ただし出てきた案の確認と直しは人間の仕事なので、丸ごと自動にはなりません。構成にかけた時間は執筆の速さで回収できます。

見出しの数はどれくらいが適切ですか?

キーワードごとに必要な情報量が違うため、決まった正解はありません。目安として、5,000文字の記事ならH2が5〜7個、各H2の下にH3が3個程度です。数を合わせることより、読者のニーズを過不足なく満たすことを優先してください。

見出しの文字数は何文字くらいがいいですか?

H2・H3とも25文字以内が理想です。短すぎると内容が伝わらず、長すぎると読みにくくなります。一目で内容がつかめる長さに調整しましょう。

記事構成でよくある失敗例を教えてください。

多いのは3つです。①検索意図を調べずに、自分の言いたいことだけで構成を作る ②上位記事をなぞっただけで独自性がない ③H2とH3の親子関係が崩れて論理が破綻している。特に①は、書き手の頭の中にあることと読者が知りたいことのズレに気づけないまま公開してしまう、一番もったいない失敗です。

記事構成の作成にAIは使えますか?

使えます。上位記事の分析や叩き台づくりは、むしろAIの得意分野です。ただし「構成を作って」と丸投げすると一般論しか出てきません。自社のルールを読み込ませ、書き手への質問(ヒアリング)で独自の情報を足し、最後に人間が確認する。この組み合わせなら実用レベルの構成が作れます。

構成だけを外注することはできますか?

できます。企画・構成のみの外注相場は5,000円〜2万円程度です。執筆は社内でやりたいが設計は任せたい、という使い方に向いています。記事作成全体の外注費用は「記事作成の費用相場」で詳しく解説しています。

まとめ|記事構成で品質の8割が決まる。設計図から作ろう

記事の品質は構成で8割決まります。読者が何を知りたいかを調べ、上位記事の型を押さえ、自社にしか書けない見出しを1つ入れる。この設計図さえできれば、執筆は迷いません。

2026年は、構成づくりの調査と叩き台をAIに任せられるようになりました。ただしAIから良い構成を引き出すには指示の型が必要で、最後の判断は人間の仕事です。方向転換は構成段階が一番安い、という原則も変わりません。

ハトロクスでは、記事制作の受託に加えて、AIで構成から記事を作る仕組みづくりもお手伝いしています。自社サイトで毎週実践している手法をそのまま提供しますので、「構成がうまく作れない」「AIを記事づくりに活かしたい」という方は、まずは現状をお聞かせください。

目次